残留農薬は過度に不安視する必要なし

近年の健康志向の高まりを受け、テレビや雑誌では、さまざまな健康食品やサプリメントの広告を目にしますが、その効果は宣伝通りに受け取れないものも数多くあります。特に、食物繊維やビタミン類、野菜に含まれるポリフェノール類い、ハーブなどの食品生活が「デトックスによるダイエット効果」があるとの記事や広告が、ちょっと前の女性誌には氾濫していました。

ダイエット効果だけではなく、有害な化学物質を体か排出する手段として取り上げられている例もありました。しかし、このような説を裏付ける科学的根拠はほとんどありません。詳しく調べていくと民間療法の類のものでしかなかったり、研究を行っていたとしても、それは動物に限定して特定の物質を大量投与した結果であり、人間が日常的に職説で接種する量とはかけ離れていたりしています。

また、無農薬をアピールして付加価値をつけた農産物が注目を集めていますが、果物や野菜の残留農薬は心配する必要ありません。各農薬に設定された基準値さえ守られていれば、普通の生活で私たちが食べ物経由で摂取する農薬の量は1日摂取許容量の100分の1以下です。その100倍量を「生涯続けて」摂取して、初めて健康に害を及ぼすリスクが高まるのです。